外国人観光客が日本に来て困ることとして、「施設等のスタッフとのコミュニケーションがとれない」、「多言語表示の少なさ・わかりにくさ」が毎年上位に入ってきます。(出展:観光庁「訪日外国人旅行者の国内における受入環境整備に関するアンケート」) コミュニケーション力の向上に加え、外国人観光客が訪問・滞在しやすい環境を整えていくことも、外国人観光客も実際に対応する観光事業者にもストレスが少なく、満足されるおもてなしに繋がると考えています。

高知県観光振興部おもてなし課では県内の5地域で「外国人観光客受入研修実施委託業務」(令和元年度)を実施し、外国人観光客の受入環境の改善に向けて、英語でのコミュニケーションの研修や外国人専門家による施設へのアドバイス等を行いました。

研修での受入環境整備の事例を一部紹介しますので是非ご参照ください。

受け入れ環境整備の事例集

ケース1:高知市内にお店を構える寿司店菊寿しでの、簡単な英単語やフレーズを使って、外国人観光客へスマートに接客するコツをアドバイス
ケース2:高知県南国市でいちご狩りコンテンツを提供する西島園芸団地での外国人対応のポイントをアドバイス
ケース3:高知県四万十町で土産物などの物販を手掛ける道の駅「四万十とおわ」で、外国人に売るためのPOP作成のコツをアドバイス
ケース4:高知県いの町の複合型宿泊施設 土佐和紙工芸村QRAUDで、外国人観光客とのコミュニケーションツールとして利用できる多言語インフォメーションブック作成のポイントをアドバイス
ケース5:高知県黒潮町で、観光客による地域での消費額や消費単価向上を目指し、キャッシュレス決済への理解度アップセミナーを開催

最終報告会

本年度の最終報告会はより多くの方にご覧いただけるように映像にて公開させていただきます。
実際の研修内容を通じて、高知県における外国人旅行者受け入れのヒントがたくさん詰まった講義です。
ぜひ一度ご視聴ください。